【株式市場】日経平均は42円安、旅行観光株など高いが明日のSQに向けた気迷いも

東京証券取引所

◆日経平均は2万8818円53銭(42円09銭安)、TOPIXは1995.59ポイント(6.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億5635万株

 12月9日(木)前場の東京株式市場は、日本航空<9201>(東1)などが堅調だった一方、トヨタ自<7203>(東1)は高く始まったあと急速に値を消し、ソニーG<6758>(東1)や東京エレ<8035>(東1)は小安く始まった後一時プラス圏に浮上したが一進一退。海運株も中盤からダレ模様。NY株3日続伸などの割に上値が重く、10日の先物SQ算出までは日経平均2万9000円未満、TOPIX2000pt未満を欲する向きが防戦に動いているとの見方もあった。日経平均は47円67銭高(2万8908円29銭)を上値に小動きを続け前引けは小安い。

 ミライアル<4238>(東1)が四半期好決算と業績予想の増額修正など好感されて急伸し、クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は業績上振れ観測に加え医療子会社の新型コロナワクチン3回目接種拡大に向けた体制強化など注目されて高値に接近。Jトラスト<8508>(東2)はカンボジアの銀行の貸出残高がグループ入り後の最高を更新など好感されて出直り継続。アイフリークモバイル<3845>(JQS)はNFT関連事業への取り組み強化など好感されストップ高買い気配。アイリッジ<3917>(東マ)は三菱電機<6503>(東1)との連携など好感され活況高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億5635万株、売買代金は1兆814億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は657銘柄、値下がり銘柄数は1398銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、空運、ゴム製品、情報通信、陸運、倉庫運輸、鉱業、食料品、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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