ステムリムがストップ高、急性期脳梗塞に対する第2相試験で好成果、塩野義薬も高い

■発症後4.5時間から24時間の患者を対象と発表し期待高まる

 ステムリム<4599>(東マ)は12月14日、買い気配のままストップ高の569円(80円高)に達し、取引開始から午前10時30分にかけてまだ値のつかない急伸相場となっている。13日の15時30分、塩野義製薬<4507>(東1)に導出した急性期脳梗塞の新薬候補が第2相試験で主要評価項目を達成と発表し注目集中となっている。塩野義製薬も7872円(135円高)まで上げる場面を見せて出直りを強めている。

 発表によると、脳梗塞発症後4.5時間~24時間の患者で、血管再開通療法(血栓溶解療法又は血栓回収療法)を実施できなかった方を対象に、『レダセムチド(HMGB1ペプチド)』レダセムチドの有効性と安全性を検討することを目的とした第2相試験で主要評価項目を達成した。急性期脳梗塞は時間との闘いとされるため、期待には大きなものがあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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