明治HDは傘下のKMバイオの新型コロナワクチンに注目強まり5日続伸

■製造施設完成し来年4月稼働、年1500万回分生産などと伝えられる

 明治ホールディングス(明治HD)<2269>(東1)は12月17日、7160円(80円高)まであげたあとも堅調に推移し、5日続伸基調となっている。「KMバイオ、コロナワクチン製造施設が完成」(日テレNEWS12月16日21:15)などと伝えられ、10月に傘下のKMバイオロジクスが新型コロナ不活化ワクチンKDー414の国内臨床試験を開始し初回接種を行ったと発表投済みのため、注目と期待が強まった。

 明治HDの今年の株価は、4月の7430円、9月の7470円、11月の7460円などで上値を抑えられる相場になっており、目先的にはこれらの7400円どころの水準が「上値抵抗ゾーン」として意識されている。しかし、今回のKMバイオに関する報道では、「2022年4月に稼働する予定」「年間約1500万回分の不活化ワクチンを生産」(日本経済新聞12月17日付朝刊)と伝えられた。明治HDにとっては株価の期待要因として注目余地が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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