アールテック・ウエノのウノプロストンの新たな薬理作用について学術雑誌 Molecular Visionに掲載

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■血管内皮の一酸化窒素を介した作用による血管拡張作用が確認される

 アールテック・ウエノ<4573>(JQS)の創業者である上野隆司博士が開発したウノプロストン(開発コード: UF-021)の新たな薬理作用について、旭川医科大学眼科学教室からの研究成果として学術雑誌 Molecular Visionに掲載された。

 ウノプロストンの血管拡張作用について、ブタの摘出網膜血管動脈を用いて研究した結果、従来報告されていた血管平滑筋のBKチャネルを介した作用だけでなく、血管内皮の一酸化窒素を介した作用による血管拡張作用が確認された。

 「ウノプロストン(レスキュラ(R)点眼液)は緑内障・高眼圧症治療薬として眼圧下降作用だけでなく、視神経保護作用や眼血流改善作用があることが報告されている。この度の研究は網膜血管の拡張に関する研究で、血管の収縮および拡張には血管内皮と血管平滑筋の両者が関わっている。ウノプロストンによる網膜血管の拡張作用に関して、これまでは血管平滑筋のBKチャネルの活性化を介した作用機序と考えられてきた。今回、網脈絡膜循環を専門とする旭川医科大学眼科学教室チームの研究により、血管内皮の一酸化窒素を介した拡張作用(ブタの摘出網膜血管)も確認された。この度の研究により、ウノプロストンの網膜血管拡張作用は血管内皮の一酸化窒素による拡張作用と血管平滑筋のBKチャネル活性化による拡張作用の2つの機序が存在することが分かった。これらの事実はウノプロストンが眼循環の改善に期待が持てる薬剤であることを示していると思われる。」(同社代表取締役社長眞島行彦氏)

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