【株式市場】日経平均は156円高を上値にダレ模様、マザーズ指数は堅調で換金売り通過の見方

◆日経平均は2万8548円80銭(31円21銭高)、TOPIXは1969.78ポイント(0.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億3175万株

 12月22日(水)前場の東京株式市場は、NY株式の大幅反発などを受け、ソニーG<6758>(東1)がNYでの上げを引き継ぐように高く始まり、半導体関連株も東京エレク<8035>(東1)が終始高く総じて堅調となった。一方、鉄鋼株や海運株は朝寄り後を除いて軟調に推移。日経平均は取引開始直後の156円18銭高(2万8673円77銭)を上値に低空飛行となり前引けは小幅高にとどまった。TOPIXは軟調。

 6銘柄が新規上場となり、網屋<4258>(東マ)、サクシード<9256>(東マ)の初値は公開価格を上回ったが、THECOO<4255>(東マ)、サインド<4256>(東マ)、Finatextホールディングス<4419>(東マ)、リニューアブル・ジャパン<9522>(東マ)は公開価格を下回った。

 ただ、東証マザーズ指数は堅調で2日続けて出直り基調。新規上場ラッシュのヤマは22日の6銘柄、24日の7銘柄で、これらを買うための資金捻出売りは受け渡しベースで通過との見方。

 サンコール<5985>(東1)が急反発となり、「流通株式時価総額」「1日平均売買代金」の基準を充たす取組に期待高揚。Abalance<3856>(東2)は産業用太陽光発電事業等の譲受効果への期待再燃とされ出直り拡大。くふうカンパニー<4376>(東マ)は生活情報メディア企業の持分化など材料視され出直り拡大。出前館<2484>(JQS)は福岡県との「見守りネットふくおか」受託に続く拡大に期待とされて反発。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億3175万株、売買代金は9744億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1213銘柄、値下がり銘柄数は849銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、空運、鉱業、証券商品先物、ゴム製品、不動産、電機機器、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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