テクノクオーツが上場来高値を更新、米半導体株指数の最高値など映す
- 2021/12/28 11:48
- 材料でみる株価
■「フル生産状態が続く」なか、11月に中国第3工場が竣工
テクノクオーツ<5217>(JQS)は12月28日、再び一段高となり、5%高の3万7600円(1800円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに上場来の高値を更新している。半導体製造装置や理化学機器で使用する高精度石英ガラスや、結晶シリコン材からなる精密加工部品を製造販売し、業績は好調。政府の半導体産業育成政策に乗る形で上げてきたが、28日は、NY株式市場でSOX(フィラデルフィア半導体株指数)が20日ぶりに最高値を更新したことが買い材料視されている。
10月下旬に今3月期の業績予想を全体に増額修正し、その要因を「一昨年末からの受注増加によりフル生産状態が続く」などとした。現在の中国第1工場・第2工場の隣接地に総額約27億円で第3工場を建設し、21年11月に竣工した。業容拡大による収益拡大への期待が強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)