加賀電子は7日続伸基調、EMS拡充による高付加価値化路線に期待強い
- 2021/12/29 11:18
- 材料でみる株価
■最高益基調の好業績にもかかわらず指標面で割安さが
加賀電子<8154>(東1)は12月29日、7日続伸基調となり、3285円(40円高)まで上げた後も堅調で、今年11月につけた2017年以来の高値3400円に向けて上値を追っている。連続最高益更新基調の好業績にもかかわらず、PER8倍台、PBR0.9倍未満などの指標面で割安さが指摘されており、直近は、EMS(受託生産)事業について、「トルコにEMS新工場、電子基板も現地生産」(日本経済新聞12月27日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されている。
この数年、EMS事業の拡充をM&Aなどにより進めており、連結売上高では電子部品事業が最大だが、営業利益ではEMS事業が最大。トルコでの新工場は、この高付加価値化路線を一段と拡充する物として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)