【株式市場】日経平均は一時399円安、ここ上げた半導体株などに利益確定売り

株式

◆日経平均は2万8809円86銭(259円30銭安)、TOPIXは1994.87ポイント(10.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億214万株、

 12月29日(水)前場の東京株式市場は、米半導体株指数が2日続けて一時最高値を更新したにもかかわらず、このところ最高値を更新してきた東京エレク<8035>(東1)などが朝から反落模様となり、年末の利益確定売りが意識される相場になった。日経平均は今日の配当落ちによる妥当水準が約38円安とされたが、取引開始直後の37円12銭高(2万9106円28銭)を上値に次第安となり、前引けにかけて一時339円55銭安(2万8729円61銭)があった。今日は一服させて明日「棹尾の一振」との期待も。

 京都銀行<8369>(東1)が配当性向の拡大など好感され活況高。ライドオンエクスプレスHD<6082>(東1)は新型コロナ「オミクロン株」のクラスター発生報道やクロマグロの漁獲枠拡大などを受けて活況高。医療用衛生資材の川本産業<3604>(東2)や中京医薬品<4558>(JQS)も上げ、出前館<2484>(JQS)は競合するウーバー配達員の不祥事もあり逆行高。

 新規上場のInstitution for a Global Society(IGS)<4265>(東マ)は取引開始から30分を過ぎた午前9時33分に2002円(公開価格1720円の16%高)で初値をつけ、2170円まで上げて前引けは2013円。

 東証1部の出来高概算は4億214万株、売買代金は9694億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1326銘柄、値下がり銘柄数は758銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、空運、石油石炭、鉄鋼、陸運、繊維製品、パルプ紙、小売り、水産農林、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る