海運株が逆行高、商船三井など3日続伸、川崎近海汽船はロシア炭も材料視

■大手株はコンテナ市況、円安、配当利回りなどに注目集まる様子

 1月6日午前の東京株式市場では、日経平均の下げ幅が400円に迫る中で海運株の強さが目立ち、午前10時過ぎには商船三井<9104>(東1)が9210円(100円高)前後で推移し、川崎汽船<9107>(東1)は7970円(60円高)、日本郵船<9101>(東1)は9250円(50円高)前後で各銘柄とも3日続伸基調となっている。

 世界的なコンテナ運賃市況高、円安による収益上乗せ期待などに加え、大手株は相対的に配当利回りが高いこと、PERなどに割安感があること、などが買い要因とされている。また、川崎近海汽船<9179>(東2)は3925円(110円高)前後で推移。業績拡大期待に加え、ロシア産石炭の輸送を手掛けているため、インドネシアが石炭の輸出を一時停止と伝えられたことを受けて注目し直されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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