【株式市場】日経平均は一時281円安だが鉄鋼、自動車、銀行、保険などは堅調

東証アローズ 東京証券取引所

◆日経平均は2万8517円94銭(247円72銭安)、TOPIXは2007.64ポイント(11.72ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億7980万株

 1月13日(木)前場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東1)などが朝方の値を保てず中盤から軟調になり、値がさ半導体関連株などが重かった一方、日本製鉄<5401>(東1)は終始堅調で、銀行・保険株はみずほFG<8411>(東1)も含めて堅調。トヨタ自<7203>(東1)は円高のため安く始まったが切り返して実質的な上場来の高値を連日更新した。一方、日経平均は107円安で始まり、午前11時には280円97銭安(2万8484円69銭)まで下押し、前引けも下げ幅200円台だった。

 星和電機<6748>(東1)が午前10時頃から急伸しストップ高となり、13日付で「高比表面積キャパシタ炭素電極の開発」発表に注目集中。昭和電線HD<5805>(東1)は送電ロスゼロの超電導送電に関する日経新聞報道などが買い材料視され一段出直り拡大。川本産業<3604>(東2)は引き続き新型コロナ感染急拡大が材料視され急反発。INCLUSIVE<7078>(東マ)は宇宙天気予報などに進出する可能性など言われて出直り拡大。ドーン<2303>(JQS)は第2四半期決算など好感され急伸。

 東証1部の出来高概算は5億7980万株、売買代金は1兆3783億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は527銘柄、値下がり銘柄数は1553銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、鉄鋼、非鉄金属、パルプ紙、鉱業、保険、卸売り、銀行、石油石炭、輸送用機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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