ユニバーサルエンターは3000円割れへ下げる、基調は07年高値を目指した展開
- 2015/7/8 10:17
- 株式投資ニュース
ユニバーサルエンターテインメント<6425>(JQ・売買単位100株)は、2007年の高値5300円から09年に451円まで短期急落、11年に3000円まで戻していた。その後、下値固めから足元では3095円と出直っている。07年高値に対し6合目にすぎないことから引き続き07年高値を目指した展開とみられる。8日は68円安の2937円と大台を割っている。
ミュージュックボックスのリース業を目的に1969年に設立、幾度かの社名変更を行い、直近ではアルゼから09年に現社名へ。パチスロ機・パチンコ機・周辺機器の開発製造販売の大手。フィリピンではカジノリゾートプロジェクト「マニラベイリゾート」を推進中。年商約1000億円、従業員数は約1100名。発行済株式数約1900万株と小型でジャスダックからのJPX400採用。株主数1万名を超え1部昇格が期待される。ROEは低いが外国人投資家の持株比率は約72%と非常に高い。
前3月期は3年前に比べ売上約11%増、営業利益は20%減益。パチスロ環境厳しい。今期減益、配当未定。カジノ材料で減益カバーできるか。指数から削除の懸念が残ることは注意が必要だろう。