三菱重工グループとオカムラは倉庫内の無人化物流ソリューションを製品化、レーザー誘導方式無人フォークリフトとパレットストレージシステムを連動
- 2022/1/18 15:10
- プレスリリース
■倉庫内の無人化物流ソリューションを製品化
三菱重工業<7011>(東1)と三菱重工グループの三菱ロジスネクストとオカムラ<7994>(東1)は、三菱ロジスネクストのレーザー誘導方式無人フォークリフト「PLATTER Auto(プラッターオート)」とオカムラのパレットストレージシステム「CYBISTOR(サイビスター)」を組み合わせた、倉庫内の無人化物流ソリューションを製品化し、販売と展示を開始した。
■三菱ロジスネクストの「PLATTER Auto」とオカムラの「CYBISTOR」を組み合わせ、荷役業務の省人化・省力化に貢献
物流現場においては、フォークリフトオペレーターの人手不足や増加・変動する荷物に対する保管スペースの確保といった課題がある。これらの課題を解決するべく、無人フォークリフト開発の実績を有する三菱ロジスネクストと搬送・仕分け機器などの物流システム機器に強みを持つオカムラが、それぞれの知見を持ち寄って共同開発を実施した。今回製品化した無人化物流ソリューションは、レーザースキャナーで反射板をスキャンし現在地を認識して走行する三菱ロジスネクストのPLATTER Autoと、シャトル(搬送台車)がラック内のレーンを走行しパレット品の保管・入出庫を行うオカムラのCYBISTORを連動させたもの。
■通路スペースが不要、従来比で約2倍の保管量を実現でき収納効率の向上にも貢献
具体的には、無人走行のPLATTER Autoが搬送するパレットをCYBISTORのラックに入庫し、ラック内ではシャトルがレーンの最奥部までパレットを搬送、格納する。出庫の際も同様に、シャトルがPLATTER Autoの元までパレットを自動搬送し、PLATTER Autoが次工程まで運搬する。これにより一連の物流作業を無人化でき、荷役業務の省人化・省力化に貢献できる。また、CYBISTORは通路スペースを必要としないことから、平置きや一般的なパレットラックと比較し、同じスペースでも約2倍の保管量を実現でき収納効率の向上にも貢献する。このソリューションは、埼玉県北葛飾郡にある三菱ロジスネクストの「オンサイト研修センター」で展示しており、現地で稼働デモンストレーションを体感・体験できる。
【用語解説】レーザー誘導方式無人フォークリフト=レーザースキャナーで反射板をスキャンし、⾞両の現在地を認識しながら⾛⾏するAGF(Automated Guided Forklift︓無⼈フォークリフト)。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)