【株式市場】日経平均は790円安、5ヵ月ぶりの安値、中国景気も不安視

◆日経平均は2万7467円23銭(790円02銭安)、TOPIXは1919.72ポイント(58.66ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり15億1374万株

 1月19日(水)後場の東京株式市場は、全般一段安となり、日経平均は大引けにかけて942円84銭安(2万7314円41銭)まで下押し、終値は昨年8月20日以来5ヵ月ぶりの安値となった。下げ幅は昨年11月26日の747円66銭安を上回り6月21日の953円15銭安以来。原油高騰の企業業績への影響が懸念された上、「上海ユニクロでお客まるごとコロナ対策で店舗封鎖」などと伝えられ、中国で経済活動よりもコロナ感染防止が優先される様子のため中国景気の先行きも警戒された。

 後場は、日本オラクル<4716>(東1)が一段と強含む場面を見せ、交通や観光に関するマルチモーダルデータ事業での協業など材料視。明治機械<6334>(東2)は大株主からの臨時総会招集を巡る思惑再燃とされ急反発。HYUGA PRIMARY CARE(ヒュウガプライマリケア)<7133>(東マ)は一段と出直り拡大し、今期営業利益倍増の見込みで投資の基本に立ち返ると注目再燃。ティムコ<7501>(JQS)は新型コロナ療養者が拡大すれば「釣り」再び人気とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり15億1374万株(前引けは6億7502万株)、売買代金は3超5278億円(同1兆6284億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は58(前引けは194)銘柄、値下がり銘柄数は2111(同1934)銘柄。

 また、東証33業種別指数はパルプ紙1業種のみの値上がりにとどまった。前引けはその他製品、石油石炭、パルプ紙3業種が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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