住友金属鉱山はリチウム再資源化「世界初の技術」など好感し直され反発
- 2022/1/20 13:23
- 材料でみる株価
■全体相場が急落した19日に発表、関東電化と共同で技術を確立
住友金属鉱山<5713>(東1)は1月20日の後場、5036円(82円高)で始まり、18日につけた昨年5月以来の高値5148円に向けて出直っている。19日付で、「世界初、使用済みリチウムイオン二次電池からリチウムを電池材料として再資源化する水平リサイクル技術を確立、関東電化工業<4047>(東1)との共同開発で実現」と発表し、買い材料視されている。
この「世界初・・・」を発表した1月19日は全体相場が大きく下押し、原油高や新型コロナ再拡大などが気にされて日経平均790円安(一時943円安)となったため、同社株も埋没するように111円安の4954円と反落した。しかし、相場としては高値圏で値を保つ格好になり、全体相場の下げに比べて地合いの強さを示した。20日は、この発表を改めて好感する形になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)