住友金属鉱山は「ニッケル10年半ぶり高値」報道など好感され上値を追う

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■業績算定のベースとなる金属市況がいずれも前提を上回って上昇

 住友金属鉱山<5713>(東1)は1月21日、次第に上値を追う相場となり、午前10時30分にかけては5190円(128円高)まで上げ、3日ぶりに昨年5月以来の高値を更新している。同日付の日本経済新聞で、「非鉄3度目の騰勢」「ニッケル3カ月先物(中略)10年半ぶりとなる高値」などと伝えられ、業績への上乗せ期待などが再燃している。20日は、使用済みリチウムイオン二次電池からリチウムを再資源化する新技術確立との発表も買い材料視された。

 このところは、業績算定のベースとなる金属市況(金、銅、ニッケル)がいずれも今期想定を上回っていることなどが注目され、堅調相場の土台となってきた。先に発表した四半期決算では、第3、第4四半期のベース金属の予想を、金は1700.80ドル/TOZとし、このところのNY金相場は同1820ドル前後で推移)。銅は9600ドル/tとするが、直近のLME(ロンドン金属取引所)銅相場は1万ドル前後で推移。また、ニッケルは同8.00ドル/lbとするが、直近は同10ドル台となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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