四国化成が後場一段高、正午に業績予想の増額修正など発表し注目集まる

■全体相場が冴えないため好業績株を選別買いする動き強い

 四国化成工業<4099>(東1)は1月25日の後場寄り後に一段と強含み、1435円(29円高)まで上げる場面を見せて日経平均の500円安などに逆行高となっている。正午に第3四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表し、好感されている。米国市場で塩素化イソシアヌル酸の販売が好調なことや、為替相場の円安基調などが要因とした。全体相場が冴えないため好業績銘柄を選別買いする動きが強く、早速、注目されている。

 第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は、前年同期比で売上高が8.9%増加し、営業利益は26.0%増加した。これを受け、今期・22年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は21年4月に開示した予想を3.7%上回る535億円の見込みに、営業利益は同4.8%上回る84億円に、親会社株主に帰属する当期純利益は同10.4%上回る67億円の見込みに各々引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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