シナネンHDは後場一段と強含む、四半期決算発表を機に来期への期待が再燃

株式市場 銘柄

■今期は中期計画2年目で先行投資など加速、当初から増収減益の見込み

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東1)は2月1日の後場、一段と強含んで始まり、寄り後に3135円(110円高)まで上げて出直りを強めている。1月31日に発表した第3四半期連結決算は、「収益認識に関する会計基準」を適用のため、前年同期と比べて金額上は減ったが、今期は、中期経営計画の2年目となり、新規事業に係る先行投資やIT関連投資など、経営基盤整備を加速させており、当初から増収減益の見込みとしている。発表を機に来期への期待が再燃する形になった。

 第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は、売上高が1827.19億円(「収益認識に関する会計基準」を適用のため前年同期との比較なし、前年同期は1389.69億円)となり、経常利益は10.87億円(同、同16.86億円)だった。売上高には原油価格等の高騰にともなう販売単価上昇などが寄与した一方、利益面では、電力の調達コスト上昇などが影響した。しかし通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は2440億円(前期比12.4%増)、経常利益は前期比43.8%減の17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同44.8%減の15億円。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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