三越伊勢丹HDが昨年来の高値を更新、第3四半期の黒字化と通期利益予想の増額など好感
- 2022/2/2 09:22
- 業績でみる株価
■通期での黒字化に現実味が強まる
三越伊勢丹ホールディングス(三越伊勢丹HD)<3099>(東1)は2月2日、上値を追って始まり、取引開始後に932円(45円高)まで上げて約1週間ぶりに昨年来の高値を更新している。1日の15時に第3四半期決算と3月通期の連結業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。3月通期の予想連結経常利益は11月時点での予想より10億円増加(33.3%増加)の40億円とした。
第3四半期累計(2021年4~12月)の連結決算は、前年同期比で各利益とも黒字に転換し、経常利益は38.85億円だった。これを起点とすると通期の予想経常利益は微増程度にとどまることになるが、前期の経常利益は通期実績で172億円の赤字だったため、黒字化予想への信頼感が強まったとの受け止め方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)