丸紅が15年ぶりに上場来の高値を更新、大幅増益決算と期末増配、自社株買いと消却など発表し後場一段高
- 2022/2/3 13:52
- 業績でみる株価
■3月期末配当は前回予想を7円増額し32円50銭の予定に
丸紅<8002>(東1)は2月3日の後場一段と強含み、13時にかけて1262.0円(57.5円高)まで上げて2007年7月につけた上場来の高値1212円を15年ぶりに更新している。午前11時に第3四半期決算、3月期末配当の増配、自己株式の取得(自社株買い)、および消却などを発表し、好感買いが強まった。
第3四半期連結決算(IFRS,2021年4~12月・累計)は税引前利益が前年同期比97.9%増加するなど大幅に拡大。3月期末配当は、昨年11月開示の前回予想を1株当たり7.0円増額し32円50銭の予定とした。自社株買いは3500万株(自己株式を除く発行済株式総数の約2%)、取得総額300億円を上限とし、22年2月4日から同年4月28日まで実施。これにより取得する自己株式のうち、ストックオプションの行使に伴い交付する予定の株数(200万株)を除いた全数を22年5月20日(予定)付で消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)