丸紅が15年ぶりに上場来の高値を更新、大幅増益決算と期末増配、自社株買いと消却など発表し後場一段高

業績でみる株価

■3月期末配当は前回予想を7円増額し32円50銭の予定に

 丸紅<8002>(東1)は2月3日の後場一段と強含み、13時にかけて1262.0円(57.5円高)まで上げて2007年7月につけた上場来の高値1212円を15年ぶりに更新している。午前11時に第3四半期決算、3月期末配当の増配、自己株式の取得(自社株買い)、および消却などを発表し、好感買いが強まった。

 第3四半期連結決算(IFRS,2021年4~12月・累計)は税引前利益が前年同期比97.9%増加するなど大幅に拡大。3月期末配当は、昨年11月開示の前回予想を1株当たり7.0円増額し32円50銭の予定とした。自社株買いは3500万株(自己株式を除く発行済株式総数の約2%)、取得総額300億円を上限とし、22年2月4日から同年4月28日まで実施。これにより取得する自己株式のうち、ストックオプションの行使に伴い交付する予定の株数(200万株)を除いた全数を22年5月20日(予定)付で消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る