三井不動産は2ヵ月ぶりに2500円台を回復、業績・配当予想の増額修正、自社株買いなど好感
- 2022/2/7 09:16
- 業績でみる株価
■3月期末配当は従来予想比11円増の33円(前期比でも11円の増配)
三井不動産<8801>(東1)は2月7日、飛び出すように出直って始まり、取引開始後は4%高の2532.5円(100.5円高)まで上げ、昨年12月7日以来、2ヵ月ぶりに2500円台を回復している。2月4日15時に第3四半期決算、3月通期の連結業績予想・配当予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)、自己株式の消却を発表し、好感買いが先行している。
第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は純利益を除き減収減益だったが、3月通期の連結業績予想は、売上高を従来予想のまま据え置き、営業利益は従来予想を100億円上回る2400億円(前期比17.8%増)に、親会社株主に帰属する当期純利益も同100億円上回る1750億円に見直した。また、3月期末配当予想は1株につき従来予想比11円増の33円(前年同期比でも11円の増配)の予定に見直した。
自社株買いは、取得上限株数1000万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.04%)、上限金額150億円、2022年2月7日から同年9月30日まで実施する。また、同年2月28日付(予定)で普通株式600万7500株(消却前の発行済株式総数に対する割合0.62%)を消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)