小林製薬が一時7%高、「アンメルツ」中国での本格販売などに注目集まる

■12月決算の営業利益0.5%増加し今期は3.6%増を予想

 小林製薬<4967>(東1)は2月7日、大きく出直って始まり、午前9時50分にかけて7%高の9400円(610円高)まで上げて今年1月6日以来の9400円回復となっている。2月4日付で、肩こり・筋肉痛などへの対応で知られる「アンメルツ」の中国での本格販売(OTC医薬品『安美露アンメイルー』)、前12月期の連結決算、同12月期末配当の増額修正を発表し、好感されている。

 発表によると、中国での『安美露アンメイルー』本格販売は4月からで、すでに2021年7月に中国国家薬品監督管理局より本製品のスイッチOTC承認を取得した。北京冬季オリンピックの開催を機にスポーツ熱が一段と高まる可能性があり注目されている。

 2021年12月期の連結決算は、前期比で売上高が3.1%増、営業利益が0.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益は2.7%増となった。期末配当は1株につき従来予想比2円増の46円(前期実績比では3円の増配)とした。今期の予想は、売上高が4.3%増、営業利益が3.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は2.5%増とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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