PALTEKは15年上期及び通期業績を再増額修正

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■医療機器および産業機器向けのFPGA、オフィス機器向けの汎用ICなどが堅調

 PALTEK<7587>(JQS)は9日、15年12月期第2四半期累計(上期)および通期連結業績見通しの再増額修正(前回は4月9日)を発表した。

 第2四半期累計(1月~6月)の連結業績見通しは前回予想に対して、売上高を8億円増額して前回予想比6.4%増の133億円、営業利益を2億円増額して同36.4%増の7億50百万円、経常利益を1億85百万円増額して同34.9%増の7億15百万円、純利益を1億35百万円増額して同41.5%増の4億60百万円とした。

 上期では、医療機器および産業機器向けのFPGA、オフィス機器向けの汎用ICなどが堅調に推移した。利益面では、仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額の増加を含む為替レート変動による影響が1億78百万円発生することが見込まれ、評価額の増加等が原価を押し下げる要因となり、営業利益が増加する見通しである。


 通期連結業績見通しは前回予想に対して、売上高を15億円増額して前回予想比5.8%増の275億円、営業利益を1億50百万円増額して同14.3%増の12億円、経常利益を1億35百万円増額して同13.4%増の11億45百万円、そして純利益を1億10百万円増額して同17.6%増の7億35百万円とした。

 通期ベースでは、売上高は上期の堅調推移見通しに加えて、下期での新規取引企業向けのFPGAおよびアナログ半導体などの増加が見込まれる。利益面は、新規顧客の初期の利益率が低いことなどにより、下期の営業利益は減少するものの、上期での仕入値引ドル建債権の評価額の増加が大きく影響し、業績予想を上回る見通しとなった。

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