タカラバイオは業績・配当予想の増額修正など好感され飛び出すように出直る

業績でみる株価

■3月期末配当は従来予想比6円増の30円(前期比14円の増配)

 タカラバイオ<4974>(東1)は2月14日、飛び出すように大きく出直り、午前10時を回っては2402円(102円高)前後で推移し、取引時間中としては今年1月19日以来の2400円台を回復している。3連休前の2月10日15時に第3四半期決算と3月通期の業績予想・配当予想の増額修正を発表し、好感されている。日経平均が600円安とあって、好業績株や材料株を選別買いする動きが強く、バイオ株には「困ったときのバイオ株」といった発想で注目する様子もある。

 第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は、前年同期比で売上高が54.5%増加し、営業利益は同2.3倍に、純利益は同2.5倍になった。これを受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を30.0%上回る260億円の見込みに、純利益は同21.2%上回る185億円の見込みに見直した。また、3月期末配当は1株につき従来予想比6円増の30円の予定(前期比14円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る