タカラバイオは業績・配当予想の増額修正など好感され飛び出すように出直る
- 2022/2/14 10:22
- 業績でみる株価
■3月期末配当は従来予想比6円増の30円(前期比14円の増配)
タカラバイオ<4974>(東1)は2月14日、飛び出すように大きく出直り、午前10時を回っては2402円(102円高)前後で推移し、取引時間中としては今年1月19日以来の2400円台を回復している。3連休前の2月10日15時に第3四半期決算と3月通期の業績予想・配当予想の増額修正を発表し、好感されている。日経平均が600円安とあって、好業績株や材料株を選別買いする動きが強く、バイオ株には「困ったときのバイオ株」といった発想で注目する様子もある。
第3四半期連結決算(2021年4~12月・累計)は、前年同期比で売上高が54.5%増加し、営業利益は同2.3倍に、純利益は同2.5倍になった。これを受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を30.0%上回る260億円の見込みに、純利益は同21.2%上回る185億円の見込みに見直した。また、3月期末配当は1株につき従来予想比6円増の30円の予定(前期比14円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)