【株式市場】日経平均は748円安のあと膠着、2万7000円割れは1月31日以来

東京証券取引所

◆日経平均は2万6970円34銭(725円74銭安)、TOPIXは1923.00ポイント(39.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり7億829万株

 2月14日(月)前場の東京株式市場は、前週末にロシア・ウクライナ情勢が悪化とされてNYダウが2日連続500ドル超の下げ幅となったことなどが影響し、日経平均は390円安で始まり、午前9時30分過ぎに700円安となり2万7000円を割った。三井不<8801>(東1)などは堅調で、その後一時持ち直したが、午前10時半頃からは再び下げ幅700円台で推移し、748円43銭安(2万6947円65銭)を下値に前引けまで小動きを続けた。2万7000円割れは1月31日以来になる。

 サウジアラビア主導の連合軍がイエメンで親イラン組織を攻撃と伝えられ、NY原油が一段高となり、INPEX<1605>(東1)や石油資源開発<1662>(東1)が高値を更新。IOデータ<6916>(東1)は経営陣によるM&Aで2日連続ストップ高。

 松尾電<6969>(東2)は10日発表の四半期決算が材料視されストップ高。サンバイオ<4592>(東マ)は新薬候補の申請準備が好感され買い気配のままストップ高。アスカネット<2438>(東マ)は引き続きセブン-イレブンでの非接触・空中表示レジ実証試験が材料視され活況続伸。栄電子<7567>(JQS)は業績予想の増額など好感され2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり7億829万株、売買代金は1兆6420億円。1部上場2182銘柄のうち、値上がり銘柄数は348銘柄、値下がり銘柄数は1766銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は3業種(鉱業、石油石炭、不動産)にとどまっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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