インテリジェントウェイブは顧客のビジネス課題と量子コンピューティングの相性を最新の量子アルゴリズム研究から評価するサービスの提供を開始

■QC(Quantum Computing)の成熟期到来に先駆けサービスラインナップを拡充

 決済・金融・セキュリティ分野におけるシステム開発・保守を行うインテリジェント ウェイブ(IWI)<4847>(東1)は2月14日、国内外で研究/開発が加熱しているQC(Quantum Computing)の成熟期到来に先駆け、Atos(本社:東京都港区)の「QC事例アセスメントサービス」の提供を開始し、顧客のビジネス課題とQCの適性評価をサポートすると発表。

【サービス概要】

 最新の量子アルゴリズム研究から、顧客が抱えるビジネス上の課題とQCの相性評価を支援するサービスで。すべての複雑な問題がQCで解けるとは限らず、莫大な投資をする前に、QCに参入するべきか否か事前調査が必要。同サービスは、概念実証(PoC)の準備段階という位置づけで、顧客が指定するQC事例を通し、QCへの実装可能性を判断する材料を報告書で提示する。

 同サービスは、世界最高性能の商用量子シミュレーターである「Atos QLM」の世界各国のユーザーとのコネクションを活かしつつ、仏Atosの量子アルゴリズム専門家を交え、組合せ最適化、AI及びML、化学・材料科学、セキュリティ・暗号などからのアプローチ方法を選択し、量子実装の可能性を探索する。

【サービスの目的】

1.事例に関連した量子実装の実現可能性を研究
2.QCの最先端技術とその応用可能性に関する知識の伝達

【量子シミュレーター「Atos QLM」について】

 Atos QLMは量子ソフトウェア開発及びシミュレーションを行うことができる、大容量メモリを搭載したアプライアンス製品の量子シミュレーター。世界各国の公共部門、医薬、製造業、エネルギー(石油・ガス、電力)、金融、メディアなどにおいて、QCの学習及び研究に、採用されている。​

【Atosについて】

 Atosは、73カ国に11万人の従業員を擁し、年間売上高は110億ユーロで、デジタル変革における世界的な企業。

 クラウド、サイバーセキュリティ、ハイパフォーマンスコンピューティング分野でヨーロッパNo.1の地位にある同グループは、デジタルトランスフォーメーションファクトリーを通じてエンドツーエンドのオーケストレーションされたハイブリッドクラウド、ビッグデータ、ビジネスアプリケーション、およびデジタルワークプレースのソリューションを提供し、決済業界でヨーロッパをリードするWorldlineを通じてトランザクションサービスを提供している。最先端の技術と業界知識を持つAtosは、あらゆるビジネス分野のお客様のデジタル変革をサポートする。

 同グループは、オリンピック・パラリンピック競技大会の世界情報技術パートナーであり、Atos、Atos Syntel、Unify、Worldlineの各ブランドで運営されている。アトスはCAC40パリ株価指数に上場している。

【IWIについて】

 IWIは、決済、金融、セキュリティ分野を含む、企業のビジネスリライアビリティ(顧客事業の信頼性および当社事業の信頼性を高め続けること(当社の造語)を支えるITサービス会社。

 ペイメント決済システムにおけるオンラインネットワーク基盤のシステム構築を中心に、証券市場向け超高速株価情報システムなど、金融業界向けの大量データをリアルタイムかつ正確に処理するシステムの開発・構築・保守を手がけ、国内における高いシェアを獲得している。また自社開発の内部情報漏洩対策製品をはじめ、海外の先進的なソリューションを国内に紹介普及させていく情報セキュリティ対策事業も、その領域を大幅に拡大させている。

 また、「次代の情報化社会の安全性と利便性を創出する」を経営理念に、高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援している。2019年から東京証券取引所市場第1部に上場している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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