■始値をつけたあとも上値を追い値上がり率1位に
第一三共<4568>(東1)は2月22日、飛び出すように大きく出直って始まり、午前9時30分過ぎには10%高の2817.0円(267.5円高)まで上げ、今年1月6日以来の2800円台を回復している。21日付で、英アストラゼネカ社と共同開発する『トラスツズマブ デルクステカン(DS-8201/T-DXd)』がHER2低発現の乳がん患者を対象とした第3相臨床試験で主要評価項目を達成したと発表し、注目集中となっている。
値上がり率で東証1部銘柄の1位に躍り出ており、日経平均450円安の中で逆行高となっている。また、値動きを見ると、始値をつけたあとも上値を追い「陽線」含みで推移。注目材料が出て急伸する銘柄の中には、始値をつけたあと上値を追えずダレ模様となる「寄り天」のケースもあるため、株式市場関係者の中には、単に目先筋が飛びつき買いしただけではない相場だとして注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)