海運株が逆行高、「遠くの戦争は買い」の経験則に加え配当利回りの妙味も

■日本郵船など朝安のあと切り返す、日本製鉄なども小高い

 2月24日の東京株式市場では、海運株が次第に持ち直して逆行高となり、日経平均が5日続落模様の中で続々反発に転じている。日本郵船<9101>(東1)は小安く始まったものの9660円(120円安)を下値に切り返して9960円(180円高)。ウクライナ情勢の緊迫化は国際的な荷動きの停滞につながりかねないものの、株式市場では「遠くの戦争は買い」の経験則があるとされ、配当利回りが高いことも買い要因になっている。

 商船三井<9104>(東1)も8700円(80円安)を下値に切り返して9050円(270円高)、川崎汽船<9107>(東1)も切り返して7340円(250円高)。日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株も切り返して小高くなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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