【株式市場】日経平均は288円安、一時327円安だが鉄鋼・海運など高く新規上場株も強い

東京証券取引所

◆日経平均は2万6161円46銭(288円15銭安)、TOPIXは1867.74ポイント(13.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4850万株

 2月24日(木)前場の東京株式市場は、NYダウが2日続けて下げ幅500ドル台となったこと、ウクライナ情勢のさらなる緊迫化などを受け、日経平均は168円安で始まった後も次第安となったが、午前10時20分過ぎの326円78銭安(2万6122円83銭)を下値に持ち直し傾向となった。日本製鉄<5401>(東1)や日本郵船<9101>(東1)などが小安く始まったあと切り返して堅調に推移し、住友鉱<5713>(東1)は高値に接近した。

 ウクライナは小麦の世界的輸出国ということで、ウイズダムツリーWi穀物上場投信<1688>(東ETF)やWi小麦上場投信<1695>(東ETF)が急伸。原油の先高観などでINPEX<1605>(東1)は出直り拡大。防衛関連株の石川製<6208>(東1)も続伸。川崎近海汽船<9179>(東2)も高い。上場2日目のCaSy(カジー)<9215>(東マ)は一段高。アイビー化粧品<4918>(JQS)は特許が好感され反発。

 24日新規上場のBeeX<4270>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2720円の買い気配(公開価格1600円の70%高)。

 東証1部の出来高概算は6億4850万株、売買代金は1兆5605億円。1部上場2182銘柄のうち、値上がり銘柄数は723銘柄、値下がり銘柄数は1349銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、鉱業、海運、サービス、非鉄金属、その他製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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