【今日の言葉】アベノミクス正念場

 『アベノミクス正念場』=マーケットは、ギリシャ問題の霧が晴れたものの、今度は、わが国内閣支持率低下の影に怯えている。朝日新聞の最新世論調査では内閣支持39%に対し不支持42%と、不支持が上回った。NHKの世論調査でもほぼ同様の内容だった。

経済及び軍事で台頭する中国への脅威は感じているものの、安全保障関連法案の成立を急ぐ内閣に対し、「急ぎすぎ」との反応のようだ。背景には、アベノミクス効果が一部の大手優良企業にとどまり、中小企業や高齢者などには効果の及んでいない不満があるようだ。

たとえば、オリンピックの国立競技場立替高額費用に対する批判となって現れている。とくに、昭和39年の東京オリンピックを体験し感激したはずの高齢者に生活面からの不満があるようだ。

このまま、内閣支持率が低下するようだと、また、数年前の首相の短期ぐるぐる交代の悪夢が浮上、外国人投資家売りにつながる心配がある。まさに、アベノミクス正念場である。ここは、年金資金等でPKOを期待したいところではなかろうか。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る