【株式市場】日経平均は383円高、一時449円高まで上げ6日ぶり反発基調

◆日経平均は2万6353円58銭(382円76銭高)、TOPIXは1870.96ポイント(13.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加気味で6億9995万株

 2月25日(金)前場の東京株式市場は、ロシアのウクライナ侵攻開始を受けた米国株式がダウ一時859ドル安と急落しながら大引けは92ドル高と切り返したこと、バイデン大統領が備蓄原油の放出をにおわせたこと、などが好感され、主力株がほぼ全面高となった。日経平均は242円高で始まった後449円07銭高(2万6419円89銭高)まで上げ、前引けも上げ幅300円台を保ち6日ぶりの反発基調となった。

 日本郵船<9101>(東1)などの大手海運株が軒並み大きく出直り、米半導体株高を受けて東京エレク<8035>(東1)なども高い。三井物産<8031>(東1)などの大手商社は穀物・金属などの資源高など好感され反発。ナガホリ<8139>(東2)は第3四半期黒字化に加え東欧での貴金属・宝飾品の高騰観測など言われ出直り拡大。サイバーセキュリティC<4493>(東マ)は西側諸国へのサイバー攻撃警戒などで思惑買い強いと次第高。上場2日目のBeeX<4270>(東マ)はストップ高。シンバイオ薬<4582>(JQS)は新薬の特許に関する発表など好感され急反発。

 24日新規上場のマーキュリーリアルテックイノベーター<5025>(東マ)は1355円(公開価格1270円の7%高)で初値をつけた。その後1367円まで上る場面を見せて前引けは1218円。

 東証1部の出来高概算は増加気味で6億9995万株、売買代金は1兆6588億円。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は1189銘柄、値下がり銘柄数は906銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、値上がり率上位は、海運、電気機器、空運、機械、卸売り、サービス、情報通信、陸運、輸送用機器、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る