三菱ケミカルの意匠性・耐久性に優れた植物由来のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」がパイロットのボールペンに採用

■文房具選びでCO2削減に協力できる

 三菱ケミカルホールディングス<4188>(東1)の三菱ケミカルは2月25日、同社のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が、パイロットコーポレーション<7846>(東1)のボールペン「アクロボールTシリーズ バイオマスプラスチック」「フリクションボールノック05 バイオマスプラスチック」の本体部品(後軸)に採用されたと発表。同商品は、2022年2月3日(木)からパイロットから販売されている(製品は現在ノベルティ向け商品のみの取り扱い)。

 DURABIOは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラで、耐久性に優れた素材。また、着色時の発色性、加工時の成形性にも優れていることからさまざまな意匠部品への適用が可能。これらの優れた特性が評価され、今回の採用に至った。同社のDURABIOとしては初となる、文房具向けの採用事例。

 DURABIOのように植物由来の原料から作られるバイオマスプラスチックは、枯渇資源である石油の消費量を削減でき、さらに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化の原因とされている温室効果ガスの低減にも貢献できる素材。同社では、カーボンニュートラル実現に向けて、今後もDURABIOの展開に注力していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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