大平洋金属はニッケル高騰など買い材料視され3週間ぶりに昨年来の高値を更新

■非鉄高騰を受け三井金、住友鉱、DOWA、アルコニクスなど軒並み高い

 大平洋金属<5541>(東1)は3月2日、再び一段高で始まり、午前9時30分を過ぎては9%高に迫る3545円(285円高)まで上げ、約3週間ぶりに昨年来の高値を更新し、2018年以来3500円台に進んでいる。ステンレス製品の原料であるニッケル系素材の世界的大手で、ニッケルの主要生産地はロシアであること、国際市況が11年ぶりの高値と伝えられたこと、などが買い材料視されている。

 ロシア・ウクライナ情勢を受け、ニッケル以外にもアルミ、パラジウム、白金、銅、などの非鉄金属が高騰しており、住友金属鉱山<5713>(東1)、DOWAホールディングス<5714>(東1)、アルコニックス<3036>(東1)などが軒並み高となっている。三井金属<5706>(東1)は小安く始まったが午前10時には反発基調となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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