シーアールイーは今年の高値を更新、物流施設の売却益やトランコムとの提携など好感される

材料でみる株価

■「売却利益は前7月期の連結営業利益の30%に相当する額以上」

 シーアールイー<3458>(東1)は3月2日、続伸基調となり、1807円(34円高)まで上げて2か月半ぶりに今年の高値を更新し、出直り継続となっている。物流施設を中心とする不動産管理や資産運用などを行い、1日付で、トランコム<9058>(東1)との業務提携、物流施設の売却を発表し、買い材料視されている。

 トランコムとの業務提携は、シーアールイーの“物流インフラプラットフォーム”とトランコムの「はこぶ」プラットフォームが連携することで新たな価値の創造をめざす。また、物流施設の売却では、「売却利益は2021年7月期の連結営業利益などのそれぞれ30%に相当する額以上が見込まれる」(発表リリース)としたため注目が強まった。21年7月期の連結経常利益は53.1億円だったため、売却益は経常ベースで16億円前後になるとみられる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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