【株式市場】日経平均は反落451円安、後場は停戦協議の順延観測で一時下値を探る

東京証券取引所

◆日経平均は2万6393円03銭(451円69銭安)、TOPIXは1859.94ポイント(37.23ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して14億2553万株

 3月2日(水)後場の東京株式市場は、前場活況高の海運株がダレ模様で始まった一方、住友鉱<5713>(東1)や大平洋金属<5541>(東1)は一段ジリ高となり、INPEX<1605>(東1)は高値圏で売買活発。日経平均は前引けより10円ほど戻して始まり、13時過ぎの531円安(2万6313円72銭)を下値に下げ止まったが、大引けも下げ幅400円台で大幅な反落となった。

 後場は、ロシアとウクライナの2度目の会談が今日は開かれないと伝わり、地雷除去装置や射線遮蔽服地などの東邦金属<5781>(東2)が一段と上げて13時過ぎからストップ高。GRCS<9250>(東マ)は海外展開企業へのリスクコンサルなど拡大の期待が言われ前引け間際からストップ高。ENECHANGE<4169>(東マ)はEV充電サービスでの提携など好感され朝から買い気配のままストップ高。リリカラ<9827>(JQS)は大幅増配発表後の急伸相場が次第に煮詰まってきたテクニカル妙味と信用規制による買い戻しが入ったとされ再び急伸。
 
 3月2日新規上場となったビーウィズ<9216>(東1)は取引開始から9分後に1320円(公開価格1400円の6%安)で初値がつき、高値は前場の1397円、後場は売買錯綜したまま大引けは1320円となった。

 東証1部の出来高概算は14億2553万株(前引けは7億2755万株)、売買代金は3兆1120億円(同1兆6007億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は251(前引けは257)銘柄、値下がり銘柄数は1875(同1865)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、非鉄金属、海運、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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