レーザーテックなど半導体株が軒並み反発、米0.25%利上げ確定的となり不透明感が出尽す

半導体

■年初から調整基調、半値戻し水準までは早そうとの見方も

 3月3日の東京株式市場では、半導体・電子部品関連株が軒並み反発して始まり、レーザーテック<6920>(東1)は取引開始後に2万815円(445円高)まで上げ、アドバンテスト<6857>(東1)は9150円(170円高)、東京エレクトロン<8035>(東1)は5万7640円(1140円高)など、各銘柄とも下値圏から出直っている。

 直接には、NY株式市場で半導体関連株指数のSOX指数が3.4%高と大幅に反発し、各銘柄ともNY市場で上げたことが買い材料視された。その背景として、米金融政策当局FRBのパウエル議長が米国2日の下院金融委員会で政策金利を3月に0.25ポイント引き上げることを示唆したと伝えられ、利上げに関する不透明さが晴れ、出尽し感が広がったことがあるとされている。関連株は今年初から調整基調を続けているが、2月に入ってからは下げ止まっている。出来高分布などに基づき、年初からの下げの半値戻し水準までは戻りが早いとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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