【株式市場】日経平均は215円高、半導体株の反発など目立ち朝方は312円高まで上げる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万6608円21銭(215円18銭高)、TOPIXは1883.59ポイント(23.65ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億893万株

 3月3日(木)前場の東京株式市場は、鉄鋼株や海運株が続伸基調となり、NY株の大幅反発を受けてレーザーテック<6920>(東1)などの半導体・電子部本関連株が軒並み反発。ロシア・ウクライナの2度目の停戦協議が日本時間3日に開催とされ、日産自<7201>(東1)などの自動車株も高い。日経平均は235円高で始まり、直後の311円82銭高(2万6704円85銭)を上値に一進一退となったが、前引けも上げ幅200円台を保った。

 東京海上HD<8766>(東1)などの生損保株や三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀が大きく反発し、ロシア・ウクライナ停戦への期待や米FRB議長発言により米国の3月の利上げ幅が0.25%濃厚になったことなどを好感。東邦金属<5781>(東2)はタングステン高騰観測や放射線遮蔽生地、地雷除去装置などが材料視され2日連続ストップ高。イントランス<3237>(東マ)は今3月期の赤字一掃の期待など再燃し再び急伸。レッド・プラネット<3350>(JQS)は岸田首相のウクライナ非難者の受け入れ方針を受けホテル稼働率回復期待など言われ急伸。

 新規上場のイメージ・マジック<7793>(東マ)は買い気配で始まり、午前10時50分前に2800円(公開価格1740円の61%高)で初値をつけ、2871円まで上げたが前引けは2345円。

 東証1部の出来高概算は6億893万株、売買代金は1兆3255億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1692銘柄、値下がり銘柄数は423銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、保険、銀行、卸売り、非鉄金属、海運、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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