【株式市場】日経平均は一時979円安まで下押し819円安、昨年来安値、大手商社や海運などは高い

◆日経平均は2万5166円23銭(819円24銭安)、TOPIXは1791.78ポイント(53.16ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して8億9036万株

 3月7日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が351円安で始まったあと時間とともに下げ幅を広げ、午前11時前に979円21銭安(2万5006円26銭)まで下押し昨年来安値を連日更新、前引けも800円安となった。ロシア・ウクライナの3度目の停戦協議が7日にも開催とされたが、原油の一段高、中国の経済成長率下方修正などが影響した。中で、日本郵船<9101>(東1)などの海運株が軒並み一段高となり、三菱商事<8058>(東1)が最高値など大手商社も一斉高。INPEX<1605>(東1)や住友金属鉱山<5713>(東1)も高い。

 石炭株が軒並み一段高となり、三井松島HD<1518>(東1)は株主優待の拡充もあり活況高。東邦金属<5781>(東2)は放射線遮蔽の生地などへの注目再燃し大幅反発。農業総合研究所<3541>(東1)はウクライナ情勢の影響を直接受けない銘柄と注目され連日出直りを拡大。アサカ理研<5724>(JQS)は貴金属相場上昇など好感され一段と出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は増加して8億9036万株、売買代金は1兆9114億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は213銘柄、値下がり銘柄数は1924銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、海運、卸売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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