【株式市場】日経平均は950円高、原油反落、NY株の大幅高など好感し今年一番の上げ幅

◆日経平均は2万5667円85銭(950円32銭高)、TOPIXは1821.83ポイント(62.94ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億4428万株

 3月10日(木)前場の東京株式市場は、ウクライナに一定の譲歩の可能性が出てきたとされたことや原油相場の反落、NYダウの大幅反発653ドル高などを受け、トヨタ自<7203>(東1)やソニーG<6758>(東1)などが大幅反発で始まり、東京エレ<8035>(東1)などの値がさ半導体関連株も軒並み上げた。日経平均は390円高で始まった後も時間とともに急伸し、午前11時に979円97銭高(2万5697円23銭)と今年一番の上げ幅を記録。前引けも上げ幅900円台で大幅反発基調となった。

 旭硝子<5201>(東1)が大幅増益の12月決算発表など好感され活況高。日東紡<3110>(東1)は証券会社による目標株価の引き上げなど好感され急伸。住友商事<8053>(東1)などの大手商社は朝方軟調だったが切り返して続伸基調。ジャパンエンジンコーポ<6016>(東2)は業績上振れ期待やアンモニア&水素燃料エンジンへの期待などでストップ高。

 Jトラスト<8508>(東2)は2月の月次好調などで大きく反発。サイバートラスト<4498>(東マ)はサイバー攻撃対策株の出遅れとされ端末認証システムや業績上振れへの期待などでストップ高。セレスポ<9625>(JQS)はイベント入場制限の緩和観測報道などを受けストップ高。

 東証1部の出来高概算は日経平均の上げ幅の割に平常で7億4428万株、売買代金は1兆6274億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は2105銘柄、値下がり銘柄数は55銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値上がりし、ガラス土石、輸送用機器、その他金融、化学、空運、保険、精密機器、サービス、電機機器、不動産、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る