加賀電子は連日大きく出直る、業績好調、全体相場の大幅調整に押され割安投資の好機の見方

■いちよし経研やSBI証券の投資判断・目標株価にも注目集まる

 加賀電子<8154>(東1)は3月10日、時間とともに上げ幅を広げ、後場寄り後は7%高の2909円(195円高)まで上げて連日大きく出直っている。SBI証券が8日付で目標株価を4800円から5300円に引き上げるリポートを発表したこと、3月下旬に機関投資家やアナリスト向けのEMS(受託製造)事業に関する事業説明会をセットしている模様であること、などで注目再燃となっている。

 業績は好調で、第3四半期の連結決算(2021年4月~12月・累計)は営業利益が前年同期比95.0%増の146.58億円となり、経常利益とともに第3四半期累計期間としての過去最高を更新した。この決算を受ける形で、いちよし経研は2月上旬にフェアバリューを500円引き上げて5500円とした。このところの株式市場は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて全体相場が急落し、高業績の銘柄も一緒に売られる状況になってしまったが、株式市場関係者からは、その分、業績の好調な銘柄は割安感が強まったことになり、有利な投資ができる好機を提示しているとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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