伊勢化学が再び出直り強める、ウクライナの原発を巡る報道に思惑買い再燃
- 2022/3/11 13:48
- 材料でみる株価
■ニッケル、コバルト製品も手掛け対ロ経済制裁による高騰なども材料視
伊勢化学工業<4107>(東2)は3月11日の後場、13時過ぎに4%高の4340円(170円高)まで上げ、3月4日につけた2014年以来の高値4695円に向けて出直りを強めている。ヨウ素の大手で、塩化ニッケル水酸化コバルトなどの金属化合物の生産も行うため、ウクライナで放射能災害が発生した場合を想定した思惑買いや、経済制裁による希少金属類の価格高騰を材料視する買いが再燃したと見られている。
ウクライナ情勢を巡る報道では、一時電力が途絶えたと伝えられたチェルノブイリ原発への電力供給が現地10日に回復したと伝えられた一方、「ロシア軍、実験用原子炉がある研究施設攻撃」(ロイターニュース3月11日午前7:35)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)