日清製粉G本社など高く山崎製パン、日清食品HDなどは安い、小麦高騰、株価に明暗

■輸入小麦の政府売り渡し価格が4月から17%上昇と伝えられる

 3月14日午前の東京株式市場では、日清製粉グループ本社(日清製粉G本社)<2002>(東1)が7%高に迫る1740円(111円高)で3日続伸基調となり、ニップン<2001>(東1)、昭和産業<2004>(東1)も続伸し大きく出直った。米国の穀物商品市場で小麦相場が前週に最高値を更新したことを受け、「輸入小麦も4月から政府売り渡し価格が平均で約17%上昇し、過去2番目に高い水準となる」(日本経済新聞3月11日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視された。

 一方、山崎製パン<2212>(東1)、日清食品ホールディングス(日清食品HD)<2897>(東1)は2日続落模様となり、東洋水産<2875>(東1)も小幅だが2日続落模様となった。小麦の高騰を受け株価に明暗が発生する格好になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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