【株式市場】日経平均は大引けにかけ一段と上げ415円高、鉄鋼、空運株などの上げ目立つ

◆日経平均は2万5762円01銭(415円53銭高)、TOPIXは1853.25ポイント(26.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億3986万株

 3月16日(水)後場の東京株式市場は、米FOMCの結果発表が迫り銀行、保険株の一角が売買交錯となった一方、日本航空<9201>(東1)などの空運株はジリ高傾向を続け、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)などは14時過ぎから一段高となった。日経平均は373円高で始まり一進一退だったが、14時前から上値を追い、大引けにかけて前場の高値を上回る478円46銭高(2万5824円94銭)まで上げ、大幅高で3日続伸となった。

 後場は、ソフトバンクG<9984>(東1)が14時過ぎから尻上がりとなり、出資先の中国アリババ集団が高いとされて日経平均の上げをアシスト。ペッパーフードS<3053>(東1)はキッチンカー事業の本格化などに期待とされ一段高。鉄人化計画<2404>(東2)は年金受給者に5000円支給案が買い材料とされて一段強含む場面。リグア<7090>(東マ)は自社株買いが材料視され、クラスターテクノ<4240>(JQS)は新素材のサンプル出荷などが材料視され、各々前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。

 東証1部の出来高概算は13億3986万株(前引けは6億958万株)、売買代金は3兆1947億円(同1兆4795億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1331(前引けは1297)銘柄、値下がり銘柄数は749(同762)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、サービス、電機機器、鉄鋼、電力ガス、その他製品、輸送用機器、非鉄金属、陸運、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る