太陽誘電は円安のプラス寄与などに注目強まり3週間ぶりに5500円台を回復

■今期業績予想の為替前提は1ドル109円台、実勢相場は121円台

 太陽誘電<6976>(東1)は3月23日、一段と出直りを強め、午前10時にかけては5550円(240円高)前後で推移し、今年2月4日以来、約3週間ぶりに5500円台を回復している。先に発表した第3四半期決算で円安がプラスに寄与しており、為替相場の円安進行などを念頭に注目再燃の様子となっている。

 2月に発表した第3四半期連結決算では、2021年9~12月の期中平均為替レートが想定に対して2.38円の円安となり、「売上高に対しプラス14億円、営業利益に対してプラス11億円の影響」(決算説明資料より)があったとした。今期・22年3月期の業績予想は期中平均為替レートを1米ドル109円76銭を前提としているため、直近の実勢レート(1ドル121円台)との差が一段と拡大している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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