【株式市場】日経平均は723円高、円安恩恵銘柄を中心に活況高

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万7947円26銭(723円15銭高)、TOPIXは1972.91ポイント(39.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億880万株、

 3月23日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ254ドル高、1ドル121円台への円安進行などを受け、円安恩恵のある銘柄を中心に活況高となった。株価指数への寄与度の大きい東京エレク<8035>(東1)や信越化<4063>(東1)などが高く、日経平均は383円高で始まった後も一本調子の上昇となり、午前11時にかけて756円24銭高(2万7980円35銭)まで上げ、前引けも上げ幅700円台を保ち7日続伸基調となった。

 レーザーテック<6920>(東1)が9%高となり、値動き幅が大きいことと下値圏からの出直りであることなどが言われて活況高。資源株は一服模様と思われたがINPEX<1605>(東1)は中盤から強含んで高値に接近。富士ソフトサービスB<6188>(東2)は年金受給者への5000円給付が実現なら案内業務受託などの期待とされ出直り拡大。ホープ<6195>(東マ)は電力小売り事業子会社の破綻発表を受けて出尽し感とされ2日連続ストップ高。シキノハイテク<6614>(JQS)は業績上振れ期待や半導体株の買い人気再燃など言われ一段と出直り拡大。

 23日上場のTORICO<7138>(東マ)は午前10時33分に2510円(公開価格1700円の47.6%高)で初値がつき、2540円まで上げたが前引けは2259円。

 東証1部の出来高概算は7億880万株、売買代金は1兆7208億円。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は1908銘柄、値下がり銘柄数は210銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、電機機器、精密機器、輸送用機器、機械、医薬品、情報通信、証券商品先物、繊維製品、その他製品、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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