ミロク情報サービスのクラウド型ERPシステム『MJSLINK DX』とR&ACの入金消込システム『V-ONEクラウド』がAPI連携を開始

■オプション機能「AI仕訳」で業務効率化を支援

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東1)は3月23日、中堅・中小企業向けクラウド型ERPシステム『MJSLINK DX(エムジェイエスリンク ディーエックス)財務大将』のオプション機能「AI仕訳」と、アール・アンド・エー・シー(R&AC)の提供するクラウドサービス『V-ONEクラウド』とAPI連携を開始し、経理業務の自動化、効率化を支援すると発表。また、今回のAPI連携により、両社は販売面での連携も加速させ、顧客のDXを推進していく。

 MJSの中堅・中小企業向けクラウド型ERPシステム『MJSLINK DX』は、「AIにより業務の高度化、改革を支援」をコンセプトに、多彩な業務モジュール(財務・給与・人事・販売・固定資産管理・リース管理・ワークフロー)を提供している。一方、R&ACの『V-ONEクラウド』は、いまだ多くの企業が属人化やアナログ管理の課題を感じている入金消込・債権管理業務に徹底的に特化し、企業の経理部のDXやデジタルシフトを支援している。

 今回の連携により、『V-ONEクラウド』で作成した消込仕訳データを、『MJSLINK DX財務大将』に直接取り込むことが可能となった。「AI仕訳」機能により、過去の仕訳データと照合のうえ、自動で仕訳を生成する。ユーザーは、消込仕訳データを財務会計ソフトに転記する作業や勘定科目を選択する手間がなくなり、毎月の伝票起票の負担を大幅に削減することが可能となる。

 MJSは、今後も各社製品とのAPI連携を順次拡大し、パートナーシップを強化することにより、顧客の経営課題を解決する総合的なソリューションを提供していく。『MJSLINK DX』を通じてDX推進を支援し、企業の業務効率化および生産性向上はもとより、経営状態をリアルタイムに把握するための月次決算の早期化、中堅・中小企業の経営の高度化ならびに企業価値向上に貢献していくとしている。

 R&ACは、今後も入金消込・債権管理分野に徹底的にフォーカスした製品提供を続けるとともに、多くの販売管理システムや会計管理システムとの製品連携を拡大して、企業の入出金周りのトータルソリューション構築・プラットフォーム開発に努めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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