【狙い場・買い場】IMVは連続最高益更新で割安、監視装置好調

狙い場・買い場

IMV<7760>(JQS)は、堅調に推移している。連続最高益更新見通しで割安感があり下値不安が少ないことから注目したい。

同社は、振動シミュレーションシステム(振動試験装置、複合環境試験装置、信号処理・機械制御システムに関するソフトウェア及び同関連機器の開発、製造、販売、修理・保守サービス)、メジャリングシステム(地震監視装置、振動計測装置、振動監視装置、環境信頼性評価システム及び同関連機器の開発、製造、販売、修理・保守サービス)、テスト&ソリューションサービス(振動(環境)試験を中心とした試験の受託、計測解析サービスの提供及びその他のコンサルティング業務)を行っている。今2015年9月期第2四半期業績予想は、売上高が48億円(前年同期比10.4%増)、営業利益は9億5000万円(同0.5%増)、経常利益は9億7500万円(同0.5%減)、純利益は5億8500万円(同5.5%増)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高が83億円(前期比5.5%増)、営業利益は12億5000万円(同5.2%増)、経常利益は13億円(同4.5%増)、純利益は7億8000万円(同9.3%増)と連続最高益更新見通し。配当は期末一括6円を予定している。振動シミュレーションシステムにおいては、海外及び多軸等の大型案件の受注が増加しつつあり、売上は順調に推移する予定のほか、「新型振動シミュレーションシステムAシリーズ」の販売強化に取り組んでいる。メジャリングシステムにおいては、地震監視装置の海外への販路拡大活動を引き続き行っている。テスト&ソリューションサービスにおいては、顧客ニーズに対応した大型加振機等の設備導入が、売上に貢献する予定。一方で、海外事業への取り組みを行うため人員増加、設備・研究開発の積極的な投資、テスト&ソリューションサービスの設備増強に伴う減価償却費の増加等、今後の成長に不可欠な事業投資を積極的に行うための費用の増加を見込んでいる。

株価は、4月22日に年初来の高値752円、6月13日高値748円、8月5日高値730円と買われた後、8月8日安値500円まで調整。その後、550円を軸にモミ合っている。水素防爆型地震監視システムが、水素ステーション、水素基地、水素発電所、化学プラント向けに需要が見込まれており、燃料電池車関連として大きく見直される可能性が高い。連続最高益更新見通しで今期予想PER12倍台と割安感があり、上値抵抗線の26週移動平均線を突破するか注目したい。(N)

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