【株式市場】日経平均は一時283円高まで上げ167円高、円安進行の観測など強い

株式

◆日経平均は2万8110円73銭(166円84銭高)、TOPIXは1984.65ポイント(11.28ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億2009万株

 3月29日(火)前場の東京株式市場は、日銀の姿勢を受けて円安進行の観測が強まり、NY株高もあってトヨタ自<7203>(東1)などの自動車株が上げ、TDK<6762>(東1)なども堅調に推移。3月期末配当・優待の買付期限(権利付最終日)に当たり、日経平均は229円高で始まり、午前11時前に283円64銭高(2万8227円53銭)まで上げて前引けもしっかりだった。

 大手海運株が3月期末の高配当を確保する買いなどで軒並み反発し、商船三井<9104>(東1)は株式分割を確保する買いもあり高い。エンビプロHD<5698>(東1)は4月の株式分割発表など好感されストップ高。エヌリンクス<6578>(東2)は子会社の新スマホゲームが30日リリースとされて急伸。Kaizen Platform<4170>(東マ)は動画公告クリエイティブサービスの「AmazonAds」パートナー入りの効果への期待など再燃とされ出直り継続。イボキン<5699>(JQS)は2月から8月まで自社株買いを実施中で株価水準の訂正高期待など言われ戻り高値。

 東証1部の出来高概算は6億2009万株、売買代金は1兆4813億円。1部上場2178銘柄のうち、値上がり銘柄数は1104銘柄、値下がり銘柄数は984銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、輸送用機器、海運、小売り、サービス、電力ガス、情報通信、その他製品、電機機器、機械、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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