■内航船ディーゼル燃料として期待、トラックに使用との発表でも株価動く
ユーグレナ<2931>(東証プライム)は4月5日、再び上値を追う相場になり、5%高の875円(41円高)まで上げて約1週間ぶりに年初来の高値を更新している。3月31日付で、同社の次世代バイオディーゼル燃料を内航船ディーゼルエンジンの燃料(A重油)に混合しても問題を生じないことが確認された、とする技術調査結果を独立行政法人・鉄道建設・運輸施設整備支援機構と連名で発表しており、NY原油の再値上がりなどを受けて同社の次世代バイオディーゼル燃料や航空燃料の競争力向上、採用拡大などに期待する動きが出ている。
このところの株価を見ると、3月24日に9%高(66円高の769円)と最近では大きな上げを見せるなど、階段状に上値を追っている。3月23日に「商船三井ロジスティクスグループがユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料を用いたトラックの運行開始」と発表したことも買い材料視されたと見られており、バイオ燃料への期待は強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)