【業績でみる株価】ショーケース・ディービーは上方修正好感、25日線突破、上場来高値挑戦

業績で見る株価

ショーケース・ティービー<3909>(東マ・売買単位100株)はスマートフォン関連のサービスが順調に伸びているうえに、DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)構築の関連費用が内製化により削減されたことで、2015年12月期の第2四半期決算は期初予想(売上高5億5900万円、営業利益9400万円、経常利益9400万円、純利益5600万円)を上方修正し売上高5億6900万円、営業利益1億4400万円、経常利益1億3000万円、純利益7800万円とした。

2015年12月期通期の見通しについては、期初予想の売上高12億500万円(前期比22.6%増)、営業利益2億6100万円(同4.4%増)、経常利益2億6100万円(同4.8%増)、純利益1億5600万円(同2.0%増)を変更していないが、進捗率は売上高47.2%、営業利益55.2%、経常利益49.8%となっている。ただ市場では今期通期の業績に対して上振れの可能性はありそうだ。

また、同社はこれと併せてレアジョブと共同でフェイスピアに資本参加したことを発表した。同社は今後、フェイスピアと共同でビデオチャットを活用したWeb接客のためのクラウドサービスを開発・提供する。これが実現すればECサイトにおける対面接客、人事面談、問い合わせ、不動産や金融商品の契約率向上を支援することが出来るとして期待されている。さらなる飛躍が可能となり、この点も高く評価されている。

株価は去る9日の直近安値4640円から上方修正を好感、17日(金)には7580円まで値を上げた。久々に25日線を突破したことで4月につけた上場来高値9370円へ挑戦となりそうだ。

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