DeNAはメディカル・データ・ビジョンとの連携など好感され年初来の高値に迫る

■医療ビッグデータ利活用などでの連携を発表し、好感買いが先行

 DeNA(ディー・エヌ・エー)<2432>(東証プライム)は4月11日、再び出直って始まり、取引開始後は1915円(41円高)まで上げて4月5日につけた年初来の高値1934円に迫っている。8日午後、医療ビッグデータ解析などのメディカル・データ・ビジョン<3902>(東証プライム)との協業検討で合意し、医療ビッグデータ利活用などでの連携を発表し、好感されている。

 両社は、健康および医療の社会課題の解決のためにヘルスケア事業で協業を検討することで基本合意し、医療ビッグデータ利活用の促進などでの連携を目指す。メディカル・データ・ビジョンが保有する診療データベースは国内最大規模で、病院データの3940万人(実患者数、2022年3月末日集計)と健康保険組合データの769万人(同)で構成される。医療機能区分でいうと高度急性期と急性期が中心だったため、2020年4月には健保データの集積も開始。回復期や慢性期のデータも充実し、病院・診療所別の情報のほか、転院先情報も追えるようになった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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